よく目にする「渾身の演奏」
顔をぐちゃぐちゃにしながら「一生懸命」弾く姿。
「頑張ってます」の連続。
音楽って本当にそうかなあ?
全く動かずに昔の人は全て音に表情を込めた。
冷たい、と言われていたハイフェッツやコーガンの演奏も今聴くとなんと表情豊かなこと
かと改めて驚愕する。
感動する。
なんか勝手にがんばられると白けることないのかなあ〜〜
むずかしいことはやさしく
やさしいことはふかく
ふかいことはおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
と井上ひさしさんが言っておられた。
音楽はそれを巧みに取り入れながらどうやって聴衆を飽きずに引っ張っていくか?だ。
それにはテクニックがいる。構成がいる。経験がいる。
わからないようにあれよあれよと綴られていく音たち・・
時間の使い方の「粋」
2022年3月15日ブリュッセルにて